42Tokyo合格!僕が1ヶ月のPiscine(ピシン)を泳ぎ切った方法
Salut!
だいぶ久しぶりのブログ更新です(笑)
その間に色々とありまして、日本に一時帰国して、2020年2月に開催された42東京のPiscine(ピシン)に参加してきました。
そして、先日無事に合格する事ができました!
上の画像ではPiscine終了直後の疲れ切った僕を晒してます(笑)
42東京のPiscineに合格できました!
約2年前、パリでのPiscine不合格からのリベンジ達成です!
この合格はフランスから応援してくれた家族と東京で助けてもらった全ての方々のおかげです。
ありがとうございました!
というわけで、たぶん6月頃に東京帰ります!
田舎者は東京怖ぃ・・#42tokyo
— つね🇫🇷パリでプログラマー (@TsunehitoH) March 5, 2020
今回の記事では、2020年に東京で初めて開催されたPiscineに合格できた僕が、どのようにPiscineを泳ぎ切ったのかにフォーカスをあてて解説していきます。
この記事を読めば、4週間の決して止まることのない波の出るPiscine(プール)をどうのように泳ぎ切きればいいのかがわかります!
僕はなんどか溺れかけました・・・
といっても率直な感想は「とても楽しかった」です。
色々な面白い人達に出会えて素晴らしい体験でした。
目次はこんな感じ↓
- フルコミット前提!遠方参加者が有利?
- 食事に気を付ける!おすすめのスーパーは六本木郵便局近くの「My Basket」!
- 体調管理が一番大事【睡眠、こまめな運動、そして瞑想】
- 必須スキルは技術力よりコミュニケーション力
※注意点その1:この記事の内ではPiscine中に出た課題などの内容には一切触れません。
※注意点その2:僕のやり方を真似したらPiscineに合格できるというわけではありません。あくまで参考までに!
これから42東京のPiscineを受けようと思っている方の参考になれば嬉しいです!
エンジニア育成機関「42」に関しては僕の過去の記事で詳しく説明しているので、よく知らない方は読んでみて下さい!
フランス発の「エコール42」と「42東京」について↓
≫フランス発・最強の無料プログラミングスクール「エコール42」【経験談あり】
フルコミット前提!遠方参加者が有利?
Piscineは1ヶ月間の試験です。
僕が参加した2020年2月のPiscineは2/3(月)~ 2/28(金)の26日間でした。もちろん土日祝日も含みますよ。
Piscine終了後のツイート↓
僕の2020年2月Piscineのログイン記録です。
ログイン時間
・366時間23分(Exam込み)いい思い出としてここに残しておきます。
コミット時間が長ければいいわけではなく
コミット時間が僕より少なくても、僕より遥か前を泳いでいた方も多くいたので、自分の現在のレベルを知る事が出来ました。 pic.twitter.com/f80HBYaYyl
— つねパリでプログラマー (@TsunehitoH) February 29, 2020
毎週金曜日はExamがあるので、通常時よりPiscine参加時間は短くなりますが、単純計算すると、一日の約13~14時間は参加していた事になります。
そして先に言っておきますが「Piscineの間はPiscineの事だけ考える」事をおすすめします。
ちなみに僕の一日のスケジュールは大体こんな感じです↓
42東京は六本木一丁目にあるグランドタワー内にあります。
もう一度言いますが、Piscine中はPiscineの事だけ考える事をおすすめします。
出来れば、会社や学校を休んでのフルコミット。
42東京の事務局長の長谷川文二郎さんもこうツイートしてました。
Piscineをやりくりして受ける方をお見受けしますが
「Piscineは毎日フルコミット想定の試験」の大前提は大事にするべきと思います
42では採点基準や方法が明かされないので自然となんでも全力コミットする姿勢になります。そうなったときにコミット出来ないとなるのはあまりに悲しい(続く#42tokyo
— 長谷川文二郎 | 42Tokyo (@bunjirohase) December 2, 2019
もちろん、会社や学校に行きながらPiscineに参加し、合格している人もなかにはいます。そういう方々を心から尊敬しています。
しかし、僕のような凡人は、「Piscine以外の事は一旦横に置いておいて、できるだけ時間をかけ、目の前の課題に取り組むことを優先にしたほうがいい」という考えがありました。
ただし僕のツイートにもありますが、コミット時間が長ければ長いほど、合格できるというわけではありません。(合格基準は公にされていない)
42東京のPiscineを受けられるのは人生に一回だけ。
そして、それはあなたの人生においてたったの1か月です。
本当に42東京の方針や制度に魅せられて、本気で入学したいのであれば、会社にお願いするなり、学校を休学するなりして十分な時間を確保するよう努めましょう。
あなたの人生の「1か月間」をPiscineに賭けてみてください。
その1か月間を泳ぎ切れば、合否関係なしに、色々な学び、そして自分の成長に気づくはずです。
二度もPiscineを受けた(2018年の夏にフランス・パリ本校で一度)僕が言うので間違いない(笑)
そのフルコミットを実現可能にしてくれる一つの方法は「近くに宿を探す」です。
大事なのは「フルコミットするしかない環境を作る」ということ。
僕のような遠方参加者の場合はPiscineに参加する間の滞在先を見つけないといけないので、強制的にフルコミットになります。これは遠方から参加される方々の大きなメリットだと僕は考えます。
しかも近くに宿を見つける事ができたら、なおさら完璧です。歩いて通える距離であれば始発・終電・満員電車で消耗しなくて済みますよね?
これは東京に住んでいる人にも当てはまります。
東京都内、または東京周辺に住んでいて通学に1時間とか1時間半かけていたらPiscine後半にはかなりしんどくなります。
本気で42東京に通いたいのならば、思い切って宿を取りましょう!
実際、東京に住んでいるPiscine参加者の中にも、僕と同じホテル利用していた方々がいました。
その中の一人は働きながらPiscineに通っていた方で、空いた時間をフルコミットできるように宿をとっていました。因みに、その方も無事合格しましたよ!素晴らしい!
東京在住組も宿代に投資することで、Piscineに思い切って集中できること間違いなし。
僕が利用したホテルについては別記事で詳しく説明しています。
≫42東京のPiscine(ピシン)参加予定者におすすめのホテル「Binemu」
食事に気を付ける!おすすめのスーパーは六本木郵便局近くの「My Basket」
次に僕が気を付けていたのは「食事」です。
Piscine中に口にするものにはいつもより気を使っていました(普段は一切気にしません。甘いものとか大好き)
といっても、僕は専門家ではないので、僕のやり方があっているかは不明です。
下記のルーティーンを繰り返してました。
- 朝食 ➔ バナナやみかんなどのフルーツや栄養補給ゼリーで軽めに済ませる
- 昼食 ➔ サラダ
- 夕食 ➔ 好きな物を食べる
小腹がすいた時は、塩なしピーナッツやカシューナッツなどの豆系を食べていました。
ポイントはお昼をサラダなどの軽めの昼食にして、お腹一杯にしないことです。
なぜかというと単純に「眠くなるから」です。
その上、連日のPiscine参加でただでさえ寝不足状態が続いているのに、満腹状態だと強い眠気に襲われて全然集中できなくなります。
どうしても眠い場合は仮眠を取りましょう。
ただし自分のPCの前で寝たらダメですよ。ちゃんと仮眠が取れるスペースが用意されているので、そこで仮眠を取りましょう。
あと注意する点は「こまめに水を飲むこと」ですかね。
Piscineは課題に没頭していて水を飲むことさえ忘れることが多々ありました。
気づかぬうちに脱水症状になりかねないので十分注意しましょう!
42東京(六本木グランドタワー)周辺のコンビニ・レストラン
六本木グランドタワー内には、和・洋・中のレストランがあり、カフェ・コンビニ・ドラッグストアなどがあります。値段は少しお高め。
その隣のあるビル「泉ガーデン」内には、大戸屋、和幸など色々あります。
また、周辺にある別ビル「T-Cube」には丸亀製麺があり、多くのPiscine生が利用していました。
僕のおすすめは「 My Basket」というイオン系列のスーパーです。
42東京がある六本木グランドタワーからは歩いて5分ぐらいで少しだけ遠いですが、脳のリフレッシュもかねて散歩がてら通ってました。
そして何より、すべてが安い!
例えばですが、紙パックの「一日分の野菜・ビタミン」系ドリンクが、コンビニの値段と比べて20円ぐらい安かったり、イオン系列の栄養補給ゼリーがおいてあったり、昼食に食べていたサラダは300円ぐらいでした。
しかもサラダの種類が豊富なので、サラダローテーション回してたら飽きずに1ヶ月乗り切る事ができました。
My Basket万歳!
ただ食べる時間には注意しましょう。記事の冒頭で記載した1日スケジュールでもあるように、Piscine前半は深夜に食事をとっていました。しかも好きな物を食べてもいい(マイ)ルールだったので、久しぶりの日本食に浮かれていた僕はラーメンやコンビニ弁当など少し重いものを食べてました。
それだと満腹の状態で眠ることになるので消化不良の原因になってしまいます。
Piscine後半ではそれはいけないと思い、20時から21時の間には夕食を食べるようにしてました。
深夜に重いもの食べたらダメダメ。太りますよ。
体調管理が一番大事【睡眠、こまめな運動、そして瞑想】
一番大事なのは言わずもがな健康です。
体調を崩してしまうと、そもそもPiscineに参加できなくなり、予定していた1ヶ月が無駄になる可能性があるので、体調管理は超重要です。
丁度、2月のPiscineが始まった後に新型コロナが中国で流行りだした時期だったと記憶しています。2月後半には、日本を含め世界中に広がり始めてたので、Piscine生の多くは手をこまめに洗ったり、アルコール消毒などをして感染症対策してました。
十分な睡眠
免疫力を付けるには食事も大事ですが、睡眠がやっぱり重要ですね。
最低でも6~7時間の質の高い睡眠を取るようにしましょう。Piscine中は連日睡眠不足だった僕が保証しますが、何度か体調を崩しそうになりかけたり、思うように集中できない日があったので、ちゃんと寝ていたらもう少し改善できていたかなと思います。
こまめな運動
健康維持には運動がつきものです。Piscine中は1日中パソコンの前に座ってカタカタやっているので、運動不足になってしまいます。Piscineフルコミットの場合がっつり運動する時間はないので、毎日の習慣の中に10~15分程度の軽めの運動を組み込みましょう。
自分が無理なくできる範囲で体を動かすことで、心も体もスッキリして日々の課題に向き合えるかと思います。
ジムに行ったり、ランニングする、または自転車でPiscineに通うというのもありじゃないでしょうか。
メンタリストのDaiGoさんがYouTubeで「人生が当日がら激変する【朝の行動】とは?」でも朝のウォーキングの効果を絶賛していました。
というわけで僕はとにかく歩いてましたね。
東京とホテル間の10分(往復で毎日20分)。お昼時間には先ほど紹介したスーパー「 My Basket」まで買い物がてら散歩など、少しだけでも歩く機会を作るよう工夫してました。
朝の10分間だけでも、歩く機会を設ける事ができたカプセルホテル「Binemu」最高です。
≫ 42東京のPiscine(ピシン)参加予定者におすすめのホテル「Binemu」
心を落ち着かせる時間
読書をするなり、家族や友達とおしゃべりするなり、サウナに行くなり、瞑想するなり人それぞれ心を落ち着かせる時間というものがあるかと思います。
なんでもいいです。リラックスする時間は大事。
それは普段の生活でも言える事ではないでしょうか。
僕は毎朝ホテル出発前に10分間だけ瞑想するようにしていました。
フランスから東京にPiscineを受けに行くぐらいPiscineに参加する意気込みが強かったので、Piscine中は「楽しい + 気が張っている」状態 。常に僕の中でのハイテンションモードでした。
毎朝、ちゃんと自分を見つめる時間を設けられたことは決して無駄ではなかったはず。
いったん脳や気持ちを落ち着かせて、自分の目標ややるべき事にちゃんと目を向ける事ができたおかげで自分を見失わずに済みました 。
必須スキルは技術力よりコミュニケーション力
前回のパリのPiscineで不合格だった理由を僕なりに分析してみたら、コミュニケーション不足だったという事に気づいたのですが、今回のPiscineで合格をもらう事ができて思ったことは、やっぱり大事なスキルは「コミュニケーション能力」だったということ。
対してプログラミングの技術力はあった方がいいくらいで考えておいた方がいいかもしれません。
僕はシャイな方なので、コミュニケーションがうまいかと言えばそうでもないし、プログラミング技術的にもまだまだダメダメです。
実際にPiscineが始まって1週間ぐらいでコミュニケーション能力の高い初学者にどんどん追いつかれ、しまいには追い抜かれました。
母国語でコミュニケーションが取れる事の幸せ
パリのPiscineとの大きな違いは日本語でコミュニケーションが取れるという事でした。
フランス語(または英語)でコミュニケーションを取らないといけない環境と比べたら、日本語でコミュニケーシ取れる今回の環境は正直楽なほう。
フランスに5年程住んでいますが、在仏5年間で口から発した日本語以上に、Piscineの1ヶ月間で発した日本語の量の方が多いんじゃないかと思うくらいに色々な人と話すことができ、アドバイスもらったり、雑談で盛り上がったりして他の参加者といっしょに泳ぎ切ることができました。
自分なりにできるGive
教えてもらってばかりではいけないので、自分なりにできる「Give」を常に考えていました。
技術力的には全然ダメダメな自分ですが、2月組ではたぶん唯一のPiscine経験者だったので、僕なりできるGiveはそこにあるなと思い行動するようにしていましたね。
席を変える
他に工夫した事といえば「同じ場所に座らない」ことです。
Piscine前半は知り合いがほとんどいない状態だったので、出来るだけ多くの人と接点を持てるよう、同じ場所には座らずに、常に全然違う場所で作業するようにしていました。
そのおかげで、色々な人と話す機会ができたかと思います。
まとめ
Piscineに合格する最後の秘訣は「楽しむ」事かもしれません。
僕の周りでも、なんだかんだで辛くても楽しんでいた人が合格している印象でした。
もしかしたら「Piscineの環境を楽しめる人=42東京の方針に合っている人」という法則が成り立つのかも。
Piscine参加中に何もわからなくなったり、辛い・苦しいなどの溺れる場面は絶対に来ます。そういう時は「仲間」や「隣人」というビート板に頼りましょう。Piscine参加者はみな同じ境遇にいるのできっと助けてくれるはずです。
そして合否関係なく、Piscineで経験した事や面白い人達との出会いはきっと大きな財産になります。
というわけで
これからPiscineを受ける方、もしくは受けようか悩んでいる方に、2回Piscineを受けた僕が言いたいことは
体調管理に気をつけて、最後まで楽しみながら泳ぎ切りましょう!
皆さんの参考になれば幸いです。
それでは、次の機会に!
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